寄り添うことが最良の薬。実践していらっしゃる方をご紹介します
昨日(7日土曜)は、母の神経内科受診でした。9時の予約が、診察室に入ったのは9時40分。話をよく聞いて下さる先生なので、患者ひとりにかける時間が長くなるのはいつものことなんですけどね(^-^;
昨日は私も、先生とけっこう長く話しました。
まず「介護」という言葉について。これは完全にお役所言葉で、本来なら「世話をする、ケアする、サポートする」といった言葉を使いたいところだと先生はおっしゃいます。
確かに私も、介護認定を受ける前の父に振り回されていたとき「介護している」という自覚はありませんでした。「世話のやける父の面倒をみている」と思っていました。それが、介護認定を受けたとたん「私のしていることは介護だったんだ!」と思ったものです(笑)
先生は、介護という言葉そのものが、介護者に見えない重圧を与えているのではないかとおっしゃるのです。感覚的な共感ですが、先生のおっしゃることがわかるような気がしました。
次に薬についての話でした。先生は医師ですから薬を否定はなさいませんが、アルツハイマー型認知症に限って言えば、一番の薬は「寄り添う人がいること」とおっしゃいました。
それは家族でも近所の人でも施設の職員さんでもいい、誰かが見守って、患者本人が出来ることは極力やらせて、出来ないことをサポートする、それがいちばん認知症の進行を遅らせる方法だとおっしゃいます。「それ、難しいんですよね~。母はまだ食器洗いが出来ると言えば出来るけど、汚れが落ちていなかったりするから結局洗い直すことになって、めんどくさいから私がやるってなっちゃって」と私が言うと、先生が「わかります、わかります。現実にずっと見守ることは不可能でしょう。ですが、出来ることはやらせてあげて下さい。大変だと思いますが、寄り添うことが最良の薬です」とおっしゃいました。
私は母に「寄り添う」気持ちになかなかなれなくて、ブツブツ文句を言ってしまうことが多いのですが(←ダメです)、このはてなブログの中で、認知症のお母様と素敵な時間を過ごしていらっしゃる方とご縁を持たせていただきました。
その方のブログをご紹介させて下さい。↓
お母様が作られる貼り絵が本当に素敵です(((o(*゚∀゚*)o)))
そしてそれを見守っていらっしゃるブログ主さまを尊敬します。
ブログ主のチャーコ様へ。
許可もいただいていないのに、リンクしてすみません!m(_ _)m
先生の「寄り添うこと」という言葉に、チャーコ様のブログがパッと頭に浮かんだものですから…。でも、勝手なことをしてすみません。
読んで下さってありがとうございます。