認知症になってからもパソコンを使えていた父
父が自宅でプライベート用として使っていたパソコンを処分することにしました。
父は《オフコン》の時代から、仕事柄コンピュータ機器に馴染んでいましたので、パソコン操作もお手のものでした。自宅では仕事用とプライベート用、2台のパソコンを使っていました。
モニター背面の黄色いシールはテプラです。父はヒジョーに几帳面な性格で、ウチの電化製品にはほとんど全部、テプラで購入年月日を貼り付けていました(笑)
このパソコンは平成19年の購入。この2年後、平成21年頃から父の異変が家族にもわかるようになりました。
いまでも不思議なのですが、明らかに認知症とわかってからも父はパソコン操作が出来ていました。年賀状を基に自作の住所録を更新したり、株の管理をしたり、囲碁ソフトで遊んだり。
入浴拒否があり、シモの制御もおかしくなっていた父が、パソコンだけは真っ当に操作出来ていたのが、私には不思議でなりませんでした。
父を住宅型有料老人ホームに入れていた間、何度もこのパソコンを処分しようと思ったのですが、頭がクリアだった頃の父の生きた証のひとつだと思うと、なかなか処分できませんでした。
でもなぜか今日、処分する気になれました。
Amazonの段ボール箱に、パソコン、モニター、キーボード、マウス、ケーブルを入れて梱包。クロネコさんに集荷依頼。
夕方、集荷に来てくれました。
気になるデータ消去は『責任もって実施します』とパソコン回収会社のHPに書いてあったので信じることにしました。証明書の発行は有料なので、それはケチりました(笑)
父のものを処分するときは、いつも胸がいたみます。感傷的になっているだけなんですけどね(^-^;
けど、現実問題、押し入れも物入れも物置も飽和状態( >Д<;)
私が元気なうちに片付けなければなりません。
感傷は捨てて、家をスッキリさせたいと思いますキリッ( ・`д・´)
読んで下さってありがとうございます。