こんな感じで生きてます

認知症の両親、私、息子、猫の毎日を綴ります。

酸化防止剤を恐れてワインをやめた父。Katzは可愛いけどね。

今日は父のデイサービスの日。

父を送り出して、私は台所の収納棚の片付けを少々。

棚の奥から出てきたワインオープナー3個とキッチンばさみを捨てました。

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(汚れがあったのでモノクロにしました^-^;)

父が50代の頃、父の友人がイタリアンレストランを開業して、父は足繁くそのお店に通っていました。母と私も何度か連れて行ってもらいました。

そのときに、父はワインにハマリました(笑) それまでの父は、家での晩酌はほぼビール、冬場にたまに日本酒といった感じでしたが、晩酌がワインになったのです。

我が家の雰囲気とワインは、マッチしません。和食が多かった我が家の食卓に、ワインは全くマッチしません。でもそうなっちゃった(笑)

高価なワインではなかったけれど、いろいろなワインを父は買ってきました。

その中に『Katz(カッツ)』というドイツワインがありまして、私はワインのことはわかりませんが、ボトルのラベルが猫のイラストで可愛くて、カッツだけは好きになりました(笑)

すると父は、カッツをよく買ってきてくれるようになりました。

そんなある日、父の甥(私の従兄)が「おじさん、輸入ワインにはほとんど全部、酸化防止剤が使われている。ワインは身体にいいが、酸化防止剤はとりすぎに注意だよ」と父に言いました。

従兄は薬剤師で、当時シオノギ製薬に勤めていました。その彼がそう言ったもんだから、父は青ざめてワインをピタッと飲まなくなりましたw

でも私は、カッツのラベルを集めたくて(味はどうでも良かったw)自分で時々カッツを買って、父にも飲むように勧めました。

父は「うーん、猫は可愛いけどなぁ。酸化防止剤がなぁ」と言って、決して飲もうとしませんでした。

酸化防止剤が身体に良くないと言っても、摂取する頻度の問題だと私は思ったのですが、病気恐怖症の父は輸入ワインを飲まなくなりました。

その後、父は《酸化防止剤無添加》の国産ワインに切り替えました。そのボトルはコルク栓ではありませんでした。私もいつの間にかカッツを買わなくなり、ワインオープナーはお蔵入りとなっていました。

そのワインオープナーを今日、発掘した次第です。ありがとうと言って捨てます(笑)

 

読んで下さってありがとうございます。

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