こんな感じで生きてます

認知症の両親、私、息子、猫の毎日を綴ります。

草食系男子の息子にヘテロかそうではないか聞いてみた

LGBTについての情報が豊富な近年、セクシュアルマイノリティの人たちへの偏見や誤解は減りつつあると思います。

私自身はヘテロであり、50代という年齢から偏見を捨てきれない世代と思われそうですが、私は若い頃から他人の《性のあり方》に偏見や差別的意識を抱いたことがありませんでした。他人が異性愛者であろうが同性愛者であろうが両性愛者であろうが、それが「その人」なのだと思っていました。高校時代にはバイセクシュアルを公言している女友達がいましたし、会社員時代はゲイの同僚男性がいました。特に奇異にも思わず、クラスメイトとして、あるいは同僚として付き合っていました。どちらも本人の口から「実は自分は・・・」と聞かされましたが、私が動じないので逆にびっくりされたりしました(笑)

先日深夜にTVをつけたら、同性愛カップルが何組か雛壇に座っていて、司会者と質疑応答する番組をやっていました。その中で《同性愛者であることを親に告白しているかどうか》というテーマになった時、ある人は親に話したと言い、ある人は言えなくて悩んでいると答えていました。

私はふと「そーいえば息子はどうなのだろうか」と思いました。私の息子は20代前半ですが、彼女どころか女友達もいません。断言出来ます、いません(笑) 

そんな息子もいずれ恋愛するだろう、縁があれば結婚するだろう、と思っていましたが、その相手を「女性」と決めつけている自分に気付いたのです。

息子は中学高校時代、彼女なし。大学2年の時に、1度だけ同級生の女の子を家に連れて来ました。私がこっそり「彼女?」と聞くと「違う、友達。猫を見に来ただけ」と言います。実際その女の子は、息子が飼っている猫と遊んで2時間ほどで帰ってしまい、それきり遊びに来ることはありませんでした。

社会人になってからは、会社に女性が少ないことや仕事が忙しいこともありますが、まったく女っ気がありません。

そんな息子なものですから、そのTV番組を見ながら、私の息子は異性愛者ではないのかもと思ったわけです。もしゲイやバイセクシュアルだとしたらそれは別にかまいません。でも、そのことを親にも友達にも誰にも言えずに悩んでいたら、そこは可哀想だと思いました。

TVを見た日から数日後、仕事から帰ってのんびりしている息子に「あなたはさ、恋愛感情を抱くのは女性に対して?男性に対して?両方?」と聞いてみました。

息子は少し考えて「女性」と答えました。

「少し考えたみたいだけど、どうして?」

「聞かれたから考えてみた。なんでそんなこと聞くの?」

「私ね、あなたは女性と恋愛したり結婚したりするんだと思ってた、勝手にね。でも彼女や女友達がいないみたいでしょう?もしあなたが男性が好きで、でもそれを言えずに悩んでいたら苦しかろうと思って」

「あー、そういうこと。今のところ女性が恋愛対象だから」

今のところね、よろしい(笑)人間どう変化するかわからないもんね。

「私が心配したのは、あなたがゲイか否かの部分ではないよ。人に相談しにくいことを一人で抱えこんでいないか、そこだから」と私が言うと、息子は「なんもないよ。あったら言う」と能天気な顔で言いましたww

息子が人生で何かに深く悩んだとき、私に相談などしないかもしれません。それはいいのです。誰であろうと相談出来る相手がいれば良いのです。危険なのは「相談出来る人が誰もいない」と思ってしまうことだと思います。なので「悩みがあるのに誰にも相談出来ないと思ったとき、非力だが母がいるよ」と言いたかったのですが、息子はわかっただろうか?(笑) 

これ、過保護かもですね( ´-ω-) ハタチも過ぎた社会人の息子に対して…ねぇ(笑)

息子は子供の頃から口数が少なくて、思春期の頃は本当に難しかったのです。ハタチ過ぎてやっと会話が成立するようになった感じです。だから今になって、息子に私の思いを伝えている状態です(笑)

とりあえず息子はヘテロでありましたwww 

読んで下さってありがとうございます。

にほんブログ村 その他日記ブログ 50代 日々のできごとへ