こんな感じで生きてます

認知症の両親、私、息子、猫の毎日を綴ります。

ホゴのお爺さんにムッとするやら笑うやら

昨日(18日土曜)は、母の神経内科受診の日でした。

診察が終わり、会計待ちをしていたときのことです。←地域の中堅病院なのに会計がシステム化されていなくていつも超待たされます(´Д` )

私の隣に70代とおぼしきお爺さんが座りました。お爺さんと言ってもヨボヨボではなく、背筋もシャンとした元気そうな感じ。そのお爺さんが「いつも混んでるねぇ」と私に話しかけてきたので「そうですねぇ」と応じました。お爺さんの声は隣で聞くには大きくて、もしかしたらお耳が少し遠いのかもと思いました。

するとお爺さんが「俺はホゴだからよう、紙切れもらって帰るだけなんだから、さっさとしてもらいたいもんだよ」と言いました。私は一瞬「ホゴ」がわからなかったのですが、すぐに「生活保護かしら」と思い、何も言いませんでした。

そしたらお爺さんが唐突に「俺はホゴが出たら、まずフナケン買うんだよ」と言うのです。「フナケン、ですか?」「キョーテーだよ競艇」「競艇?( ; ゚Д゚)」

なんだこのお爺さん…と思い席を立とうとしましたが、他に席は空いていないし母もいますので、無視することにしました。お爺さんは「けどよ、ホゴ費なんてフナケン買ったら3日でなくなるよ」と言います。ここで私はちょっとムッとしました。

お爺さんが生活保護を受給するに至った経緯を知りませんから、受給者であることは別にいいとして、競艇で使って3日でなくすって、それどうよ?

ムッとはしたのですが、お爺さんが喋りたそうだったので質問してみました。「3日でなくなったら、ご飯はどうするんですか?」「配達してくれるよ」「あー、お弁当の宅配ですね」「ちがうよ。箱に米とかインスタントラーメンとか詰めて持って来てくれるんだよ」←フードバンク?

 以下、お爺さんの問わず語り↓

★水は🌑🌑の水(宅配ウォーターサーバー)しか使わない。市役所のヤツ(ケースワーカー?)は水道水でいいと言ったが、俺は透析もやっているから水道水なんか口にしたら死んでしまう(←いや、死なないから)死んだらどうしてくれるんだと言ってやったら、じゃあ仕方ないですねと認めた。

★いつ死んでもいいと思っているが(←え、死にたくないから水にこだわっているんぢゃ…)市役所のヤツが医者に行けと言うからこうして病院に来ている。タダだから大した治療はしてもらえないが、何もしないよりはマシだろう(いや、透析は大したことなくないよ)

★自分には息子がひとりいるが、息子は十数年前に一万円を置いて家を出て行った。それ以来会っていない(1万で親と縁切り?!)

★俺は昔は人をたくさん使って商売をやっていた。人を大切にしていたら、自分のお金がなくなった。だけど今は国が面倒を見てくれている。やはり人を大切にしていたら巡りめぐって自分も面倒みてもらえるものだ(←んー、なんかちょっと違う気がする)

他にもいろいろ勝手に喋っていましたが、語り口が憎めないお爺さんでした。聞きながらムッとしたり笑ったりしていたので、待ち時間を退屈せずに済みました(笑)

競艇はちょっとねー、どうかと思ったけど。

ケースワーカーさん知ってるのかなー(´・ω・`)

読んで下さってありがとうございます。

 

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