こんな感じで生きてます

認知症の両親、私、息子、猫の毎日を綴ります。

初の訪問入浴・準備のシーン後編

前記事の続きでーす。

お湯の準備が出来たら父をネットの上へ。男性スタッフさんがいらっしゃるので安定感あります(笑) うちの場合は、庭の水道から水を取り、排水は外の側溝に流します。女性スタッフさん3人が室内作業をしていらっしゃる間、男性のスタッフさんは給排水のホースを繋いだり外回りの作業をしていらっしゃいました。

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父を移動させた後、ベッドシーツの交換もして下さいます。浴槽から上がったあとのタオルを敷いて下さって準備万端↓

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ちなみに使用するタオルは、訪問入浴さんが全て持参されます。うちにもタオルはたくさんあるので申し訳ないと言いましたら、使う枚数が多く洗濯が大変になるので、利用者さん宅のタオルは使わないんですよ~とおっしゃっていました。

なるほど。うちみたいに洗濯出来る人間がいればいいけど、そうではないおうちもありますものね。

 

初の訪問入浴・準備のシーン前編

昨日(24日金曜)は待ちに待った訪問入浴初回でした。

結果を言えば大成功でした(*´▽`)v

13時開始でスタッフさんは4人(うち、お一人は看護師さん)

★機材の設営↓

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 ★看護師さんがバイタルチェック↓

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★浴槽は2分割の状態で搬入され、室内で完成形になります。そしてお湯張り↓

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★ネットを張り、この上に身体を乗せます。手前が頭側です↓

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★入浴剤も持ってきて下さるそうです↓

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写真だらけになったので、記事を分けます(^^;

読んで下さってありがとうございます。後で続きを書くので、よかったら読んでやって下さいませ(*´-`*)ゞ

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草食系男子の息子にヘテロかそうではないか聞いてみた

LGBTについての情報が豊富な近年、セクシュアルマイノリティの人たちへの偏見や誤解は減りつつあると思います。

私自身はヘテロであり、50代という年齢から偏見を捨てきれない世代と思われそうですが、私は若い頃から他人の《性のあり方》に偏見や差別的意識を抱いたことがありませんでした。他人が異性愛者であろうが同性愛者であろうが両性愛者であろうが、それが「その人」なのだと思っていました。高校時代にはバイセクシュアルを公言している女友達がいましたし、会社員時代はゲイの同僚男性がいました。特に奇異にも思わず、クラスメイトとして、あるいは同僚として付き合っていました。どちらも本人の口から「実は自分は・・・」と聞かされましたが、私が動じないので逆にびっくりされたりしました(笑)

先日深夜にTVをつけたら、同性愛カップルが何組か雛壇に座っていて、司会者と質疑応答する番組をやっていました。その中で《同性愛者であることを親に告白しているかどうか》というテーマになった時、ある人は親に話したと言い、ある人は言えなくて悩んでいると答えていました。

私はふと「そーいえば息子はどうなのだろうか」と思いました。私の息子は20代前半ですが、彼女どころか女友達もいません。断言出来ます、いません(笑) 

そんな息子もいずれ恋愛するだろう、縁があれば結婚するだろう、と思っていましたが、その相手を「女性」と決めつけている自分に気付いたのです。

息子は中学高校時代、彼女なし。大学2年の時に、1度だけ同級生の女の子を家に連れて来ました。私がこっそり「彼女?」と聞くと「違う、友達。猫を見に来ただけ」と言います。実際その女の子は、息子が飼っている猫と遊んで2時間ほどで帰ってしまい、それきり遊びに来ることはありませんでした。

社会人になってからは、会社に女性が少ないことや仕事が忙しいこともありますが、まったく女っ気がありません。

そんな息子なものですから、そのTV番組を見ながら、私の息子は異性愛者ではないのかもと思ったわけです。もしゲイやバイセクシュアルだとしたらそれは別にかまいません。でも、そのことを親にも友達にも誰にも言えずに悩んでいたら、そこは可哀想だと思いました。

TVを見た日から数日後、仕事から帰ってのんびりしている息子に「あなたはさ、恋愛感情を抱くのは女性に対して?男性に対して?両方?」と聞いてみました。

息子は少し考えて「女性」と答えました。

「少し考えたみたいだけど、どうして?」

「聞かれたから考えてみた。なんでそんなこと聞くの?」

「私ね、あなたは女性と恋愛したり結婚したりするんだと思ってた、勝手にね。でも彼女や女友達がいないみたいでしょう?もしあなたが男性が好きで、でもそれを言えずに悩んでいたら苦しかろうと思って」

「あー、そういうこと。今のところ女性が恋愛対象だから」

今のところね、よろしい(笑)人間どう変化するかわからないもんね。

「私が心配したのは、あなたがゲイか否かの部分ではないよ。人に相談しにくいことを一人で抱えこんでいないか、そこだから」と私が言うと、息子は「なんもないよ。あったら言う」と能天気な顔で言いましたww

息子が人生で何かに深く悩んだとき、私に相談などしないかもしれません。それはいいのです。誰であろうと相談出来る相手がいれば良いのです。危険なのは「相談出来る人が誰もいない」と思ってしまうことだと思います。なので「悩みがあるのに誰にも相談出来ないと思ったとき、非力だが母がいるよ」と言いたかったのですが、息子はわかっただろうか?(笑) 

これ、過保護かもですね( ´-ω-) ハタチも過ぎた社会人の息子に対して…ねぇ(笑)

息子は子供の頃から口数が少なくて、思春期の頃は本当に難しかったのです。ハタチ過ぎてやっと会話が成立するようになった感じです。だから今になって、息子に私の思いを伝えている状態です(笑)

とりあえず息子はヘテロでありましたwww 

読んで下さってありがとうございます。

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《安心して下さい、拭いてますよ》Byとにかく明るいレクオ

早く金曜日が来ないかなーとカレンダーを眺めています。

金曜日は父の訪問入浴初日なのです。10月24日のデイサービスでの入浴から丸1ヶ月空いてしまいました。

「1ヶ月もお風呂に入ってなくて、汚くない?」と思われる方がほとんどでしょう。毎日全身の清拭をして陰洗(陰部洗浄)をしていますので、臭うとか垢がたまるということはありません。

ベッドに使い捨ての防水シーツやフラットを敷いて、足を洗ったり洗髪も可能です。

ただ、洗髪はやっぱり大変です(*_*; だからしょっちゅうはやりません←

普段は、蒸しタオルでゴシゴシ拭く×2回→《水のいらないシャンプー》でマッサージ→乾かす。これでなんとかベタつきや臭いは軽減出来ます。

でもやはり、シャンプーしてシャワーで流してあげたいんですよね~。だから金曜日を待ちわびています。

父がまだ《動ける認知症》だった頃、最長2週間の入浴拒否がありました。あの時は泣きたかったです。お風呂好きできれい好きだった父が、真夏にお風呂もシャワーも拒否で、ひどい姿で歩いていて、私は悲しくて悲しくてしかたありませんでした。

今の父は寝たきりですが、私は2度と、父をひどい姿にしたくありません。だから毎日毎日、父の身体の隅々まで拭いています。入浴拒否していた頃より、今の父の方がよっぽどキレイだと思います(笑)

蒸しタオルは気持ちいいみたいで、父はリラックスした表情をします。そういう顔をしてくれると、介護者としては嬉しいものです。

デイサービスでの入浴は見たことなかったけど、訪問入浴なら父の表情を見ることが出来ます。蒸しタオルで気持ち良さそうな父が、お湯に浸かったらどんな顔をするのか、今から楽しみです(^^)

 

 読んで下さってありがとうございます。

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ホゴのお爺さんにムッとするやら笑うやら

昨日(18日土曜)は、母の神経内科受診の日でした。

診察が終わり、会計待ちをしていたときのことです。←地域の中堅病院なのに会計がシステム化されていなくていつも超待たされます(´Д` )

私の隣に70代とおぼしきお爺さんが座りました。お爺さんと言ってもヨボヨボではなく、背筋もシャンとした元気そうな感じ。そのお爺さんが「いつも混んでるねぇ」と私に話しかけてきたので「そうですねぇ」と応じました。お爺さんの声は隣で聞くには大きくて、もしかしたらお耳が少し遠いのかもと思いました。

するとお爺さんが「俺はホゴだからよう、紙切れもらって帰るだけなんだから、さっさとしてもらいたいもんだよ」と言いました。私は一瞬「ホゴ」がわからなかったのですが、すぐに「生活保護かしら」と思い、何も言いませんでした。

そしたらお爺さんが唐突に「俺はホゴが出たら、まずフナケン買うんだよ」と言うのです。「フナケン、ですか?」「キョーテーだよ競艇」「競艇?( ; ゚Д゚)」

なんだこのお爺さん…と思い席を立とうとしましたが、他に席は空いていないし母もいますので、無視することにしました。お爺さんは「けどよ、ホゴ費なんてフナケン買ったら3日でなくなるよ」と言います。ここで私はちょっとムッとしました。

お爺さんが生活保護を受給するに至った経緯を知りませんから、受給者であることは別にいいとして、競艇で使って3日でなくすって、それどうよ?

ムッとはしたのですが、お爺さんが喋りたそうだったので質問してみました。「3日でなくなったら、ご飯はどうするんですか?」「配達してくれるよ」「あー、お弁当の宅配ですね」「ちがうよ。箱に米とかインスタントラーメンとか詰めて持って来てくれるんだよ」←フードバンク?

 以下、お爺さんの問わず語り↓

★水は🌑🌑の水(宅配ウォーターサーバー)しか使わない。市役所のヤツ(ケースワーカー?)は水道水でいいと言ったが、俺は透析もやっているから水道水なんか口にしたら死んでしまう(←いや、死なないから)死んだらどうしてくれるんだと言ってやったら、じゃあ仕方ないですねと認めた。

★いつ死んでもいいと思っているが(←え、死にたくないから水にこだわっているんぢゃ…)市役所のヤツが医者に行けと言うからこうして病院に来ている。タダだから大した治療はしてもらえないが、何もしないよりはマシだろう(いや、透析は大したことなくないよ)

★自分には息子がひとりいるが、息子は十数年前に一万円を置いて家を出て行った。それ以来会っていない(1万で親と縁切り?!)

★俺は昔は人をたくさん使って商売をやっていた。人を大切にしていたら、自分のお金がなくなった。だけど今は国が面倒を見てくれている。やはり人を大切にしていたら巡りめぐって自分も面倒みてもらえるものだ(←んー、なんかちょっと違う気がする)

他にもいろいろ勝手に喋っていましたが、語り口が憎めないお爺さんでした。聞きながらムッとしたり笑ったりしていたので、待ち時間を退屈せずに済みました(笑)

競艇はちょっとねー、どうかと思ったけど。

ケースワーカーさん知ってるのかなー(´・ω・`)

読んで下さってありがとうございます。

 

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お医者さんが病気になった時って・・・

今日は、2週間に1度の往診の日でした←父の。

往診して下さる内科の先生は60代後半(たぶん)の男性です。お優しい先生です(^^)

先生には、父の認知症症状が激しくて古民家老人ホームに入れた時から、かれこれ5年弱お世話になっています。

先生は数年前に心筋梗塞を発症されました。今日、その時のお話しをして下さったのですが、聞いていてびっくりしたので書いておこうと思います。

先生がご自宅でくつろいでいるときに、突然心臓を鷲掴みにされたような強烈な痛みに襲われたそうです。「これは心筋梗塞だな」と瞬時にわかったそうです。お医者さんですからね、瞬時に確定診断。

それでどうしたかというと…じっとしていたそうです(゚Д゚ ||)

「動けなかったんですか?ご家族を呼ぶとか、119番するとかは無理だったんですか?」と私は尋ねました。

「いや、呼ぼうと思えば出来たけど、まぁ心筋梗塞ならダメかもしれないと思ってじっとしてたよ」ヒェーΣ(゚ロ゚ノ)ノ

そしてじっとしていたら痛みがなくなったので「血栓が流れて血流が再開したんだなー」と思ってそのままベッドに入って寝たそうです。先生、冷静すぎます。

病院に行ったのは……3日後だったそうです。

「3日後ですか?!なぜ翌日すぐに行かれなかったんですか?」とお聞きしたら

「だっていやだよ。他の医者に診てもらうの。医者はみんなそうだよ」

そう先生がおっしゃるので、もう私、半分笑ってしまいました。

「でね、誰に診てもらおうかなーって考えてたら3日たっちゃったの」

ついに私は遠慮なく笑ってしまいました。先生も笑っていらっしゃいました( ≧∀≦)

受診したらやはり心筋梗塞で、手術なさったそうです。

他の医者に診てもらうのはいやだというのは、やはりプライドなんでしょうか。お医者さんてみんなそうなん?

先生、お身体大事になさって下さいね!って言っちゃいましたよ私。お医者さんに向かってw

読んで下さってありがとうございます。

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母はここ5年ほど76歳ですw

今日は母(要介護1)の介護認定調査でした。

調査の様子を写メに撮らなかったのは、母の部屋が雑然としていたからです(いくら掃除しても片付けても部屋の主が散らかすorz)

写メに撮ってあらためて客観的に母の部屋を見たら、きっと私は介護放棄して異国へ放浪の旅に出たくなってしまうに違いないのでやめときましたw

調査員さんの質問に答える母は、極めて普通を装いつつも認知症全開\(^^)/

★年齢は?→76歳(もう5年も76歳をやっている笑)

★季節は?→秋!(まぐれ?)

★では何月?→8月!(シュールなお答え)

調査員さんは母の答えを肯定も否定もせず、和やかに質問を続けられます。

母の病歴や現在の通院状況などは私が答えますが、キホン、調査員さんと母の会話が数十分続きます。

それが終わると別室で調査員さんと私、二人の密談?となります(笑)

私はまず母の回答のほとんど全てを否定しなければなりません。料理もしていない、入浴もひとりでは出来ない、トイレに行くことは出来ても失敗も多いetc.etc.

そして短期記憶障害のひどさを強力にプッシュw

あ、別に介護度を上げたいわけではないのですが、認知症で難儀してますというのをひたすら訴える私。(介護度が上がれば使える点数が増えるので、サービスをたくさん使いたい人は介護度が上がった方がいいんですけどね)

認知症の症状がよほどひどければ、介護度アップに加味されます。しかし母には徘徊や昼夜逆転等、常に見守りが必要とされる症状がないので、加味されることはないでしょう。

看護師の友人から聞いたのですが、介護認定のおおもとは「頚椎損傷による障がい」なのだそうです。

すごくざっくり言うと、四肢が動くか動かないかが介護度を決めるポイントだそうです。(もちちろんそれ以外の持病等も考慮されます)

そこを考えると、母は股関節骨折こそしていますが現在は杖を使えば歩けるし、両手両腕動くし、介護度が上がる要素はありません。

介護者がどれだけ心身疲れようと、それは介護度に反映されません、当たり前たけどww

 私としては、母の介護度は8ぐらいだと思う!寝たきりの父より上だと感じる!笑

 読んで下さってありがとうございます。

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